「StationTV X」はPIXELA CORPORATIONが発売しているテレビキャプチャーに付属するソフトウェアです。「StationTV X」と私がWindows10環境で利用しているグラフィックボード「AMD Radeon RX 470 4G」においてグラフィックスドライバとの相性に問題により、パソコンでのテレビ視聴に不具合が発生。そのとき一時的に使用した不具合の回避方法の備忘録です。
StationTV Xと利用している製品
私が利用している製品は「PIX-DT230-PE0」。この製品は地上波・BS・CSの3派対応のダブルチューナーで1枚で2番組同時録画まで、2枚同時利用で最大4番組同時録画まで対応する優れもの。
本体はロープロファイル対応し、スリムPCにも取り付けが可能。同じくロープロファイル対応の次世代機種にあたる「PIX-DT460」に比べても機能的には遜色もないにもかかわらず、中古市場でお得に入手できます。
製品の違いは「PIX-DT460」がmini B-CASカード採用であるが、「PIX-DT230-PE0」はB-CASカード採用であり、PCケース背面部よりB-CASカードが4cm程はみ出る点です。それ以外はほぼ同等。
元々は、Windows10環境でグラフィックボード「AMD Radeon HD7750 1G」と「PIX-DT230-PE0」との構成で使用していたのですが、ゲーム環境アップグレードのためグラフィックボード交換し「AMD Radeon RX 470 4G」を導入。当時、最新のドライバであった「Crimson ReLive Edition 17.4.4」をインストールして「StationTV X」でテレビ視聴を楽しんでいました。
OSの自動アップデートにより不具合発生
いつも通りパソコンでテレビを視聴しようと「StationTV X」立ち上げてみると「ウィンドウ画面が緑一色」。単純なエラーでも起きたのかと思いWindows10を再起動してみても不具合は解消せず。色々と原因を探ってみたところWinsows10の自動アップデートによって新たなグラフィックスドライバ「Crimson ReLive Edition 17.7.2」がインストールされたことが分かりました。
とりあえず、グラフィックスドライバを以前のものに戻し、一時的にテレビ視聴ができる状態になったものの、再びWindows10の自動アップデートで同じ症状が発生。仕方がないのでメーカーである「PIXELA CORPORATION」に問い合わせ、回答に従いグラフィックボードの修正ドライバがリリースされるまでの間、次の処置を施しました。
不具合の一時的な回避方法
次の手順で「StationTV X」の設定を変更します。
- 「StationTV X」を起動
- 「StationTV X」の「メニュー」から「設定」を選択
- 「視聴設定」をクリックし「映像表示」を選択
- 「デコード方式」を「ソフトウェア」に変更
上記の設定変更により、一時的ではあるもののテレビ視聴が可能になりました。ただ、パソコンの処理状況によってはフレームレートが下がり、カクツキが発生します。上記の「デコード方式」を「ソフトウェア(ダウンスケール)」を選択するとカクツキは減りますが著しく表示画質が落ちます(録画画質への影響は少ない)。
なお、私の環境下ではその後リリースされたグラフィックスドライバ「Crimson ReLive Edition 17.11.1」にて相性による不具合は解消しました。解消後は「デコード方式」を「自動」に変更しています。ご参考になれば幸いです。