巷で話題の仮想通貨のマイニングをはじめてみたものの、正直「どうなのかなぁ」と...。去年の末頃からはじめてみて感じた個人的なお話です。私の場合は「冬の暖房の代わりにPCの排熱を利用しながら、仮想通貨が手に出来ればいいなぁ」という期待から始めたのですが...。
まえおき
私の使用機器と利用マイニングプールは「以前の記事」に掲載した次の通りです。
マイニングをはじめてみて
正直、型落ちの構成なので現行の最新機器にはまったくもって太刀打ちできません。まず、ハッシュレートが思うほどでませんでした。上記の他にPCI-eのキャプチャーボードを接続しているのでその影響かもしれませんけど...。
たぶん、改造やチューニングすれば多少改善するかもしれませんが「AMD Radeon RX 470 4G」を2枚で「平均22MH/s前後(ETHで計測)」。マイニング処理を時々停止させるので1日当たりにすると120~240円相当、一か月当たり3,600~7,200円相当をマイニングしています。出金など手数料とか差し引きすると、ほぼ電気代といった感じでした。
投資対象としたら今の機器構成では収益は見込めませんが、暖房として考えるのなら、電気代が仮想通貨に変化すると考えればプラスにはなるのでお得な感じだと思います(将来のレートにも影響されますが...)。感覚でいうなら電気代と同等額の「ポイント」が付与されたようなイメージです。
本格的に始めるなら最新型の高性能機器の導入が「吉」
私には予算の関係上、本格的なマイニングは現状ではできませんが、本格的にマイニングで利益を生み出そうとするなら高性能なグラフィックボードで実現できます。「GeForce GTX 1080」「GeForce GTX 1080Ti」などを用いれば性能にくらべて低電力なため、収益が電気代を大きく上回るので儲かるそうで、1台1日当たり300~500円相当(採掘コイン及びレートで変動)、電気代を差し引くとその内の40~60%が儲け(記事掲載時点)。6台導入したなら電気代を差し引いても少なくとも1日当たり900~1500円相当は儲けになる見込みらしい。初期投資額も高額になるため初期費用回収にはそれなりに時間がかかりますけど回収後は収益が望める。電気料金プランや突然の機器故障、税申告などにも注意が必要ですけれど...。マイニングの醍醐味は採掘量を確保できる駆け出しのコインに賭けてみることのようですが...。
高ハッシュのグラフィックボードほど収益性が高いので投資費用の回収が短期化できます。投資額を回収した後なら、タイミングをみて「古いグラフィックボードの売却し、最新機器に買い替える」ことで、より効率良いマイニングを継続的に行うことができますからね。