iOSを最新にアップデートしたiPhoneと旧OS Xを搭載したMac間でiTunesの同期ができないことがあります。この問題は、同期するために必要なiTunesのバージョンが異なるために起きるようで、簡単に言ってしまえばmacOSを最新にすれば解決する問題です。ただし、Adobeの旧製品を使っている方は注意が必要だよってことを言いたいだけ...。
macOS毎のiTunesとiOSの対応表
macOS | iTunes | iOS |
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Mac OS X 10.5.8 (Leopard) | 10.6.3 | iOS 5 |
Mac OS X 10.6.8 (Snow Leopard) | 11.4 | iOS 8 |
Mac OS X 10.7.5 (Lion) | 12.2.2 | iOS 8 |
OS X 10.8.5 (Mountain Lion) | 12.4.3 | iOS 9 |
OS X 10.9.5 (Mavericks) | 12.6.1 | iOS 10 |
OS 10.10.5 (Yosemite) | 12.7.5 | iOS 11 |
OS 10.11.6 (El Capitan) | 12.7.5 | iOS 11 |
macOS Sierra (10.12) | 12.7.5 | iOS 11 |
macOS High Sierra (10.13) | 12.7.5 | iOS 11 |
表を見ると一目でわかると思うけど、macOSのバージョンでアップデートできるiTunesのバージョンが異なる。そのため、iTunesバージョンによって同期できるiOSのバージョンが異なる。例えば、「iOS 11」搭載したiPhoneまたはiPadと同期したいのならmacOSを「OS 10.10.5 (Yosemite)」以降にアップグレードする必要があるってこと。
Adobe旧製品の利用者はデュアルブート環境で回避
Macを常に最新のmacOSにしている環境の方は、単純にitunseも併せてアップデートすれば問題ないのですが、仕事などの関係でAdobe旧製品を使用しなければならない環境である方にとってはmacOSのアップグレードは大問題だったりするはず。
Adobe CS6など旧製品を使用している場合、最新macOSに移行してしまうと動作要件から外れてしまいます。動作要件から外れてしまうと「動作しない」「不都合が起きる」ことになるので大変不便です。Adobe製品は非常に高額なソフトウェアですのでみすみす捨てるような行為は避けたいものです。
この問題を解決するにはデュアルブート環境を用意することで回避できます。ひとつのMac内で仕事用の環境と、個人用の環境を分ければOK。既存の環境をベースにするか、新たに環境を用意するかで方法が多少変わります。
作成方法は「MAC OS Xにおけるデュアルブート環境の作成方法」「Mac OS Xをクリーンインストール(再インストール)する方法」を参考にしてみてください。
以上です。ご参考になれば幸いです。